心を守る会 外部研修会



国立循環器病センター予防検診部医長:小久保 嘉弘先生の講演より
外部研修会報告

〈メタボリックシンドローム〉:循環器疾患との関係と予防法について
〜食生活の見直しと1に運動、2に食事、そして禁煙の励行〜


9月8日、吹田市文化会館(メイシアター)にて、首記テーマで国立循環器病センター予防検診部医長小久保 嘉弘氏による講演会が開かれ参加した。

メタボリック症候群と言う言葉がメディアに頻繁に出てくるようになり、内臓脂肪による肥満が話題になって居るが、原因の生活習慣病を見つけ早期に芽を摘む事によって糖尿病や心臓病を減らし、増加しつつある国の医療費の削減に手を打とうと厚生労働省は来年4月から〔特定健診.特定保健指導〕に制度を変える。
タイミングの良い講演会であった。

1〕メタボリックの歴史
米国ボストン郊外のフラミンガム心臓病研究所で、それまでは循環器疾患は天命と言われていたが、1945年頃から若い人に動脈硬化が見られる事から総コレステロールと血圧、喫煙との関係の解析が進み危険因子(リスク ファクター)の特定とメタボの発生の手がかりを得た。
さらに、この年代はファーストフード全盛の時代であった。
また、肥満度を測定する尺度として体型評価BMI(ボディ マス インデックス)が採用されるようになった。

2〕日本のメタボリック
戦後の食糧事情の良くない頃と経済の発展と共に食事の内容が洋風化した時期の比較と、東北地方と関西での食事の内容の違いによる脳卒中の発生の差から日常の食生活が生活習慣病の危険因子になっていることを、多年の定点観測より証明してみせる(福岡久山町の研究)。

●日本でのメタボリック症候群の基準
1)腹部周囲 男性 85cm 以上
       女性 90 cm 以上
2)中性脂肪 150mg/dl以上
又は 善玉コレステロール 40mg/dlm未満
3 ) 血 圧 収宿期 130mmHg以上
拡大期 85mmHg 以上
4)血糖値 空腹時 110mg/dl以上
1)の条件を満たした人で、2)〜4)の内2つ以上当てはまる人は症候群の対象になる。
健診;所属する健康保険で健康診断(特定健診)を受け、上記の基準により特定保健指導を受ける事になる。

終わりに、一人一人が自分の生活習慣を見直しメタボリックシンドロノーム予防のため、1に運動、2に食事、そして禁煙、最後にクスリの攝取を確実に実行しすることにより循環器病にならないよう心がけることが大切。
                       (報告:清水 髞V)





国立循環器病センターのシンポジウム開催
ー誰でも参加できます:参加費無料ー

国立循環器病センターのシンポジウム開催
テーマ「脳卒中と介護の関わりを明らかにする」
ー医療・介護の壁を越えた脳卒中対策と地域発症登録ー

 脳卒中発症登録の社会的役割について認知の向上、特に要介護との関連を明らかにするための
社会基盤の重要性について議論します。

日時:平成18年10月15日(日) 午後2時〜5時
場所:梅田スカイビル・タワーイースト36F(JR大阪駅下車、梅北地下道で徒歩9分)
主催 国立循環器病センター・厚生労働科学研究班

・開催にあたって 北村惣一郎(国立循環器病センター総長)
・基調演説 司会 岩尾總一郎(WHO健康開発綜合研究センター所長)
 メインシンポジウム 座長  瀬上清貴(国立循環器病センター運営局長)
  脳卒中急性期診療の立場から 峰松一夫(国立循環器病センター脳血管内科部長)
  脳卒中看護のこれから    川口桂子(国立循環器病センター看護師長)
  リハビリテーション・介護の立場から
石川 誠(初台リハビリテーション病院理事長)
  疫学研究者の立場から 岡山 明(国立循環器病センター予防検診部長)
  特別発言 日本の脳卒中対策推進に向けて ー特に超急性期の対応についてー
  山口武典(国立循環器病センター名誉総長)
  閉会の辞 友池仁暢(国立循環器病センター病院長)


18年3月18日のお知らせ



基調講演される北村惣一朗国立循環器病センター総長 ロビー体験コーナーで、血圧・血糖値・体脂肪の測定を受ける参加者
右より、永谷憲歳・八木原俊克・飯田秀博・山本春子の諸先生 パネルディスカッション:司会の友池仁暢病院長・管弘之研究所長
パネラーの、瀬上清貴・森崎隆幸・寒川賢治先生
写真をクリックすると、大きくなりなす。


 「外部研修会(市民公開講座)」開催のご案内
循環器病の新しい予防・診断・治療法など最先端の研究や医療
(再生医療やロボット手術による医療等々)
これまでと異なった最新の医療情報に接する機会です。ぜひご参加を。

開催日時:平成18年2月11日(土、祝日)午後2時から4時30分
テ ー マ:『生き生きした健康長寿への道しるべ』
    〜健康長寿を目指しての循環器病(高血圧・心筋梗塞・脳卒中等)克服戦略〜
基調講演:国立循環器病センター総長 北村 惣一郎先生
パネルディスカッション(壇上討論)、瀬上清貴運営局長、八木原俊克副院長
     (研究所)寒川賢治副所長、永谷憲歳再生医療部長、山本臨床研究開発室長
          森崎隆幸バイオサイエンス部長、飯田秀博放射線医学部長

ロビーデモ:展示・体験コーナー
展示・体験コーナーでは、AED、禁煙外来、血圧体脂肪測定
質問コーナーが設けられ、野々木
宏先生と岡山 明先生が担当されます。
なお、ロービーデモコーナーは、講演前の午後1時から利用できますので、
早めにお出かけください。

会場定員:320名(満席の場合は、立ち見になりますので、ご了承ください。)
       ●お問い合せ先    国立循環器病センター研究所所長室
      国立循環器病センター研究所所長室  ・電話06-6833-5012(内線2504)
         ・FAX06-6833-1421(直通)
         ・e-mail:matuhisa@ri.ncvc.go.jp

参 加 料:無 料
会  場:グランキューブ大阪(大阪国際会議場)12階特別会議場
大阪市北区中之島5―3-51(電話O6―4803―5555
ロイヤルホテルのシャトルバス
(JR大阪駅中央北口や京阪淀屋橋駅西詰)が利用できます。
「心を守る会」事務局